2014年12月に前代表理事、故・大塚明彦より代表理事を引き継ぎました大塚一郎でございます。
この財団は、大塚グループ創業者である故・大塚武三郎の次女の故・大塚敏美が、2007年に私財を拠出し、大塚グループが事業を行っているアジア・アラブ・アフリカを中心とした国々の人びとに役立てて欲しいという意志から設立されました。
大塚敏美は、決して飾らない質素な静かな方で、大塚グループの事業発展を陰ながら支援してこられた方です。
大塚グループは、1921年、徳島県鳴門市で、塩田のにがりから、化学品原料を製造する会社として設立されました。
1973年に海外でのビジネスをスタートさせてから、現在では32カ国・地域、168社、約34,000人の社員と共に事業を行い、それぞれの国と地域で健康と医療に貢献しております。このような大塚グループの発展は、各国の政府、パートナー、社員、取引先の多大なご支援があってのことで、深く感謝しています。これらの地域の優れた人材の発掘、育成のお手伝いをすることで、海外諸国のさらなる発展に少しでもお役に立てればと思います。
大塚グループを支援してくださる地域の拡大に伴い、現在は世界中に門戸を広げています。
過去18年間で延べ2240名の奨学生に奨学金を給付することができました。
本年も多くの皆様に奨学金給付ができるよう準備しております。
皆様方の夢の実現のために、ちょっぴりお手伝いができ、更に日本のよき理解者と架け橋になっていただきたいと考えております。
多くの方々のご応募をお待ち申し上げております。
2024年8月
公益財団法人大塚敏美育英奨学財団
代表理事 大塚 一郎